最近、東京もかなり暑くなってきました。梅雨が明けたばかりの沖縄は夏空が広がると思うのですが、東京の梅雨明けはまだ先ですね。
暑くなってくると「冷やし中華」など冷たいものが食べたくなったりしますが、暑い夏にあえて食べたくなるのが、「坦々麺」です。
「担々麺」(たんたんめん)、中国風に言うと「 タンタンミエン」という中国四川省の代表的な麺料理です。
「担々麺」は、もともとは清の時代に考案されたものです。料理店で出されただけではなく、天秤棒に麺と具材と調理道具を吊るして担いで売り歩いた料理だそうです。小腹がすいた時に気軽に売り子さんを呼び止めて食べる、いわば庶民のファーストフード的なものだったようですね。
もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、麺や具を入れた桶を「担いで」売りまわっていたことから、転じて「担々麺」と言われるようになったようです。そう「担々」とは「荷を担ぐ」という意味なんですね。
天秤棒で担いで売り歩いたために、かさばるスープは使わないで、タレと麺を絡めて食べるスタイルがメジャーでした。だから、本場四川の「担々麺」も四川風の花椒(山椒の一種)と唐辛子と練りゴマを利かせた少なめのタレに、茹で麺を入れ、豚のそぼろ肉と葱などを載せたものが一般的なんだそうです。
では、誰が日本に「担々麺」を広めたのでしょうか?
答えは・・・
あの「麻婆豆腐」と同じく四川省出身の料理人「陳建民」氏が日本人向けに改良したレシピを紹介して広まったんですね。「麻婆豆腐」に「担々麺」、「陳建民」さんは偉大ですね。
また、日本風にアレンジされた「担々麺」は四川のものとは大きく違います。一般に四川のものよりも大きな器で出され、たっぷりのスープに浸かった、汁麺の一種として成立しています。汁の味や辛さは四川のものよりも薄めで、飲める程度になっていますね。麺も比較的太目のものを使い、食事として食べるのが一般的です。ちょっとファーストフードと呼ぶにはヘビーです。あとトッピングは肉のそぼろが多いのですが、たまにチャーシューなどを使う店もあります。また、チンゲンサイなどの緑のものが色を添えますね。
僕は、夏に「担々麺」を汗だくになりながら食べるのが大好きです。中華スパイスを駆使した辛さと絶妙にコラボする胡麻やピーナツの甘みはなんともいえません。一見難解な味ですが、ゴマゴマしたスープを口に運ぶと辛さと甘さが交互にやってくる、あの感覚がとても好きでやみつきになりますね。
日本に「担々麺」を紹介してくれた「陳建民」さんに感謝しつつ、今年の夏はぜひ美味しい「担々麺」を食べ歩きたいと思っています。
ぜひ「担々麺」=「ゴマ+肉味噌辛味+スープ」?の難解な方程式を解きに出かけたいと思う今日この頃です。それにはまず、梅雨が早く明けてほしいですね。
【今年の夏食べてみたい東京の「担々麺」】ランキングはこちら!
「坦々麺 杉山」
住所:青梅市今寺4-5-24
電話:0428-31-9633
「中華そば専門 多賀野」
住所:品川区中延2-15-10
電話:03-3787-2100
「虎ノ門よかろう」
住所:港区虎ノ門3-8-2
電話:03-3431-2080
「四川屋台」
住所:大田区北千束3-28-13
電話:03-3726-4711