(昨日の続き)
さぁ今日の昼ごはんですが、行く店決めていたんですね。その店の名は、「てんぷら 黒川」。
築地市場場外の細路地にぽつんとあるお店。実はこのお店、今や美味しいものが食べられる街「築地」にあって「天麩羅」といえば「黒川」といわれるほどで、食通の間では知らぬものはいないほどの名店なんです。
物凄く暑かったこの日、あえて「天麩羅」という気もしましたが、一度決めたら「天麩羅」です。暖簾をくぐるとカウンター5席、テーブル8席の本当に小さなお店。2席だけ奇跡的に空いていたカウンター席に通されます。「天麩羅屋」のS席は、店主の「天麩羅」を揚げる一挙手一投足が見られるリングサイドと言うべきカウンター席。店主が「はいよっ!」「よしっ!」と言いながら次々と美しいフォルムの「天麩羅」を揚げていきます。
「築地」という場所柄、ネタの種類は豊富でかつ新鮮なものばかり。この日はあいにく「穴子」が売り切れだったので、妻は「野菜天丼」(900yen)、僕は「かきあげ天丼」(1,300yen)を注文!
野菜はいんげん、茄子、新じゃがなど千葉・鴨川から有機野菜を直送してもらうほどのこだわりぶりです。
そして、僕が注文した「かきあげ天丼」にはプリップリッの小海老がこれでもかと言わんばかりに入っていて、もう一方の主役「ホタテの貝柱」の角切りが贅沢にもゴロンゴロンと入っています。
店主の動きを見ていると、まだ油が沸々としている揚げたてのネタに「丼つゆ」をたっぷりとかけるので、ジュッと音がします。この音が美味しさをインスパイアするんですね。
それの音と同時に漂ってくる焦げた醤油とごま油が混じったような「丼つゆ」の香ばしい香りが立ち上って今度は食欲をインスパイアするんです。
「目の前で揚げられたばかりの天麩羅はまずいわけない」と言われては仕方ありませんが、もう揚げ立てのサクサク感、海老や貝柱等魚介類の文句なしの旨さ。どれをとっても一級品です。
そして脇役ではあるが、そのクオリティの高さに頷かざるを得ない野菜の天麩羅。もう参ったと心の中で叫んでしまうほどの美味しさ、最高です。
あと特筆すべきは、「丼つゆ」ですね。ベトッとした甘めのつゆではなく、キリッとしていながら甘さを抑えたキレのあるつゆ。いいですねぇ。まさに江戸前の天麩羅!
今年で11年目のまだ歴史の浅い新しい店ですが、全日空ホテルで長年修行してきた店主の「天麩羅」さばきはさすがの一言。今度はぜひ夜に来て、揚げ立ての熱々を1つづつ味わってみたいですね。ここの「天麩羅」は「天つゆ」ではなく、全て「塩」で食べるらしいのですが、4種類用意された「岩塩」・「プレーン」・「カレー」・「抹茶」で、素材の良さをストレートに味わってみたいと思います。
【お店Data】
「てんぷら 黒川」
住所:中央区築地6-21-8
電話:03-3544-1988