「日吉」といえば「慶應義塾大学」、「慶應義塾大学」と言えば「三田」じゃなく「日吉」ということにします。
東急東横線
「つけめん あびすけ」。ちょうど1年前の7月にオープンしたつけ麺の専門店です。
ここの店主はとてもポジティブ。出世魚のように店のレベルをグレードアップしていきます。ふりだしは超クリーミィ豚骨の「すっごいよ」@東白楽、2軒目は超クリーミィ豚骨に魚介テイストを加えた「はっち」@元住吉、そして3軒目が従来の延長戦上にはないつけめん専門店「あびすけ」@日吉ということになります。僕は全て食べた経験がありますが、「すっごいよ」、「はっち」、「あびすけ」とも物凄く記憶に残るラーメンで大好きです。
ちょうど祝日の14時くらいに行ったところ、3人ぐらいが外で並んでいます。もちろんお店が6人しか座れないカウンターだけの狭小店舗なので仕方がありません。店の外に食券機がありまして、「味玉つけめん(大)」(750yen)を購入しました。ここのつけ麺は並(200g)、大(300g)、特大(400g)と3段階あって大は並と同じ値段でした。
20分くらい待ってようやく店内に案内されます。半年ほど前に会社の後輩と行って以来なので今日は2回目。だけどやっぱり狭いですよ。このお店。厨房は女性の店員の方が2人で切り盛りされていて食券を手渡します。
待つことしばし。出てきました!ここでしか味わえないオリジナリティ高いつけ麺。それは運ばれてきた瞬間から豚骨と魚介の強烈な香りを放つ存在感溢れるつけ麺です。うぅん。やはり好みですね。
まずはつけダレを一口。ガツンとくる衝撃。ミルキーに仕上げられた乳白色の濃厚豚骨スープにスープ表面を覆うほどの荒めに削られた魚介の節が魚介系の風味を加えているつけダレです。豚骨のこってりさと、魚介の風味がどちらも真っ向ガチンコ勝負で高いレベルでぶつかっています。ぶつかっているといっても喧嘩しているわけではなくて、そのぶつかりから生じる旨みがなんともいえず芳醇でとにかく旨い。豚骨も豚頭だけを使ったこだわりのスープでつけダレのベースを盤石なものとしています。またカツオやサバなどの魚節類もつけダレの旨み、風味を段違いにする役割を担っていて、スープの表面にこれでもか!と言わんばかりに振りかけられた魚粉が魚介系のパンチを効かせています。
それにしてもアイデンティティがあるつけ麺ですね。ここのつけダレは他店では絶対真似ができないもので、正直ここにしかありません。
また麺も凄い!麺は饂飩に近いぐらいの極太麺。「横浜 丸高製麺」渾身の力作で極めてハイクオリティな麺に仕上がっています。緩やかにウエーブした光沢のある麺でつけダレとの相性も良いです。特徴的な縮れがつけダレをしっかり連れてくるのでとてもいいですね。麺も硬茹ででコシが抜群、ワシワシ食べるタイプの麺でモチモチとした弾力感が凄いです。啜るではなくて噛み切るという表現が近いですね。
チャーシューはバラ肉なのですが、脂もよく乗っていて、トロットロッで濃厚な味わいです。またメンマも秀逸。太めにカットされたメンマは歯ごたえサクサクでしっかりとその存在感を示しています。味玉もチャーシューと同じトロットロッの半熟。これまた旨いです。
とにかくバイオレンスという言葉がぴったりくるぐらい食べ手の味覚、視覚、臭覚を揺さぶる強烈なつけダレ。そしてそれを全身で受け止める個性的な極太麺。その他具のクオリティも高く、オープン1年にして既に首都圏最高レベルのつけ麺屋さんになっていると思います。超個性的なので万人受けするタイプではないことは百も承知ですが、そんな好みというバイアスをまとめてクリアできるほどのポテンシャルを持ったつけ麺、間違いなく必食ですね。
【お店Data】
「つけめん あびすけ」
電話:045-564-1619